術後化学療法2005年9月~抗がん剤 タキソール+ハーセプチン 週1回 4ヶ月間 ハーセプチンのみ 週1回 2ヶ月間 合計6ヶ月間 その後 ホルモン治療 注射 2ヶ月に1回 2年間 内服薬 5年間 ****************************** 抗がん剤【第1回目】の日記 2005/9/2 真っ青な空、眩しい太陽の光、今日も残暑厳しくなりそう。 「日焼け止めちゃんと塗って来るんだったなぁ」なんて思いながら 朝9時予約に間に合うように7時に家を出発。 病院までは車で二時間。 父親が送ってくれた。 血液検査、主治医の診察後 個室の処置室の空きがでるまで待ったので 結局点滴がはじまったのは午後になった。 タキソール 110mg. ハーセプチン200mg. を四時間かけて投与した。 最初なのでゆっくりと時間をかけて投与するとの事。 薬剤師さんが薬と副作用の説明に来てくれた。 いよいよ始まるんだという実感がわいて来る。 点滴が始まってすぐにカーテンで仕切られた隣のブースから 女性の泣き声が聞こえて来る。 思わず私も泣きそうになる… みんな苦しみながら闘っているのだろう… 頑張ろうと自分に言い聞かせる。 点滴前に病院の図書室に行ったら 以前から読みたかった27歳で乳がんになられたうずさんの 『乳がんなんてやっつけろ』を見つけたので借りることにした。 点滴中にうずさんの本を読み始めたら、 薬が効いてきて眠気に襲われそのまま眠ってしまったので 四時間はあっという間だった。 うずさんの本は家で読むことにした。 ハーセプチンは投与当日から翌日にかけて 10人中4~5人の割合で38度以上の熱が出るとの事。 しかし投与当日はタキソールの影響で手足が少ししびれるくらいで 熱や吐き気も無くいつもどおりに食事もできた。 ただ疲れと生理から来るイライラ、今後の不安の為か、 今日の治療について色々と聞いてくる家族に対して 冷たい態度をとってしまう。。。 夜布団に入り、大反省。。 父も母も点滴中励ましのメールを何度もくれた。 心から心配してくれている。 片道二時間の通院の送り迎えも大変だろう。 私以上に心配してくれているね。 有り難うありがとうって本当は心から思っているよ。 ごめんね… 明日は明るく振舞おうと決めた。 その日の夜は私の体のなかで 抗がん剤が癌細胞をやっつけている映像をイメージする。 実はこれが結構バカにできない事らしい。 なぜだか「えいっっ!」っと柔道一本背負いのイメージが浮かぶ。 抗がん剤が癌細胞達を投げ飛ばしているのだ! これから6ヶ月の闘い! 負けるわけにはいかない! 憎っき癌細胞を徹底的にやっつけてやるっ! 覚悟してろよがん細胞! 本日の治療費73,910円 高いな・・・ これから半年間毎週払い続けると思うと頭が痛くなってきた・・・ ******************************** 抗がん剤【第2回目】の日記 2005/9/9 今日は二回目の抗がん剤投与の日。 タキソール115mg. ハーセプチン100mg. を二時間半かけて点滴。 今回も前回と同様副作用もなく、無事に乗り切れた。 用意していったMDでゴスペラーズの曲を聴き癒される。 久しぶりに聴いたゴスペラーズいいかもっ♪ 今日も寝る前に抗がん剤が癌細胞をやっつけている イメージをしよう! 本日の支払い額 ¥49,600 貯金通帳が泣いてるよ~ ******************************** 抗がん剤【第3回目】の日記 2005/9/16 昨日は第三回目の抗がん剤投与の日。 タキソール115mg. ハーセプチン100mg. を二時間半かけて点滴。 今回も副作用なし。 気合を入れてショートにした髪もまだピンピンしてる。 まだ始めて間もないとは言えあまりにも副作用が少ないので、 心配になり主治医に質問。 「副作用が少ないと薬の効果も少ないんでしょうか?」と。 答えは「すっごく副作用で苦しんでも効き目の出ない人もいるし、 効き目には関係ないよ。副作用は人それぞれなので 少なくて良かったね。」との話を聞き安心した。 どうか半年間副作用があまり出ませんように。 私の主治医はベテラン女医さん。 初めて会った時はビックリするくらいにクールだった。 でも今はとっても信頼出来る大好きな先生。 今でもクールなのは変わらないけど、 週一回先生の顔を見ると安心する。 クールなだけにたまに出る優しい言葉にジーンとくる。 長いお付き合いになる先生、良い先生に出会えて良かったぁ。 本日のお支払い¥53,600(診断書2通含む) |